院試塾ブログ
インターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ

28 February

分詞構文と関係節

 前から気になっていた型の(いわゆる)分詞構文がある。それは,分詞構文の省略されている主語が先行する節全体を承けているものだ。英文を読んでいるとけっこう出てくるのだが,今回,大学入試問題の英文で出会ったので紹介しておく。慶應義塾大学理工学部のもの。

... In the remains of their habitations archaeologists have found underground storage pits containing acorns, walnuts, hazelnuts, and chestnuts. Beginning about 10,000 years ago, the climate grew warner, making them more plentiful, and it is possible that the trees on which they grew nearby were tended or nurtured as a form of early agriculture.

下線部の分詞構文の隠れた主語はthe climate grew warmerで,下線部の解釈は「その結果それらは豊富になった」となる。入試英文法の枠組みではうまく扱いきれないが,「関係節の縮約」という考えかたを使えば適切にとらえることができる。which made them more plentifulという,継続(非制限)用法の関係節を転換したものととらえればよいのだ。
 ついでに言うと,Beginning ...の部分も分詞構文と見ることができる。しかしこれは,according to 〜/depending on 〜/owing to 〜などと同じように,前置詞化したと見たほうがよいかもしれない。
 そして最後に,もしあなたが大学受験生なら,it is possible that ...の意味を考えてみてほしい。その際,必ず辞書でpossibleを引くこと。
22:42:47 - yhatanaka - No comments - TrackBacks