院試塾ブログ
インターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ

24 September

こんな学校できるかな?

 以前から考え,時々友人に話している構想がある。それは,今までとはまったく異なるコンセプトに基づく学校を作ることだ。ぼくの専門分野はたまたま英語と情報処理という,世の中でひどく誤解されている(とぼくは常々考えている)分野だが,その誤解を打ち破るような学校を作ろうと考えている。
 この学校は高校卒業以上を対象とするが,大学ではない。理由は大きく2つ。1つは,大学を作るとなると許認可の問題がいろいろあって,結局は理想を貫けなくなる公算が大きいから。もう1つは,後でもう少し詳しく述べるが,大学卒の資格だけを目的とする連中にはいっさい来てほしくないからである。
 ぼくの構想を聞いた友人たちは口をそろえて言う。そんな学校に誰が来るんだ,と。ぼくは思う。教育コンテンツで勝負して運営できるのでなければ,何も苦労をして新しい学校を作ることはない。
 この学校の最大の特徴は,成績評価も,単位認定も,進級も卒業もない,という点だ。これによって,真剣に学びたいと考えている人だけが集まると考える。
 それで就職はどうなるのか。学生の指導担当教員と,過去にその学生を担当した教員が,責任を持って企業に推薦すればよい。最初のうちは大変かもしれないが,きちんとやっていればきっとわかってくれるはずだ。甘いと思われるかもしれないが,あくまでも理想を追求したい。
 教育内容は限定しない。入学時に各教員がプロジェクトを示し,そこで勉強したい学生を募る。期間は2年くらいがよいだろう。必ずしも教員の専門分野にこだわらなくてもよい。むしろ,学生とともに学ぶ,という姿勢が望ましいかもしれない。だから少なくとも,教員には常に知的好奇心を広く持っている人を選びたい。勉強のプロ,とでも言えばよいだろうか。
 時間割の中心はプロジェクトワークである。これは午後に行う。月・水・金の3日で十分だろう。読書課題などを教員が出しながらプロジェクトを進めていく。全員が同じ本の同じ箇所を読むのではなく,分担して読むほうがよいだろう。もちろん,内容についての討議も積極的に行いたい。
 これ以外のカリキュラムは,外国語(英語)と情報処理である。英語はリーディングとライティング中心で,一般的な教養書を読むGeneral Reading,プロジェクトワークに関連する分野のものを読むTechnical Reading,それに専門分野について英語の文章を書くTechnical Writingで構成する。必要があれば,講義などを聴いて理解する能力と口頭発表のスキルを養成するSpeaking/Listeningの講座を用意しよう。情報処理については,単にコンピュータの操作を学ぶだけでなく,情報の収集,整理,加工,発信という知的生産モデルを中心に据え,ワードプロセシング,データ処理,プレゼンテーションとWeb技術を学ぶ。特に,プロジェクトワークの成果は随時Webで発表するよう促していきたい。これらを月〜金の午前中に配する。
 火・木の午後はチュートリアルにあてたい。アカデミック,英語,情報処理の自由相談時間である。相談員は教員とは別に置く。
 まだまだいろいろ考えているが,今日はこのくらいにしたいと思う。
 
23:27:32 - yhatanaka - 1 comment - TrackBacks