院試塾ブログ
インターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ

動詞shareの意味の「幅」

 動詞shareは意味をつかみにくい動詞である。大きく分けると「分ける」と「共有する」という意味があり,意味の「幅」がずいぶんあるように感じられる。
 理解のために2つの意味を図解してみよう。「分ける」は以下のようにイメージできるだろう。1つのものを分けている点に注目する。

これに対して,「共有する」は以下のようになる。「分ける」との共通点を感じ取ってほしい。

要するに,1つのものを2人(以上)で使うなどするとき,結果としてそのものを分割するかしないか,によって「分ける」となったり「共有する」となったりするのだ。
 基本的にはこの2つの意味があるshareだが,具体的な文脈によってはさらにいろいろな意味で解釈できる。たとえば,『英語語義イメージ辞典』の例文にI wish I could share this beautiful sunset with you.「この美しい夕日を君と一緒に眺められたらいいのに」というのがある。これを「共有する」と訳すとかなりおかしい。院試塾の「心理英語実践講座」の課題にも,One of the most basic forms of learning of all, and one which is shared by other animals too, is known as association learning.というのがあるが,これなども「他の動物にも見られる」などとしないと,「人間と動物が学習を共有する」では意味不明だ。


posted at 20:28:17 on 05/30/06 by yhatanaka - Category: 英語

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