院試塾ブログ
インターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ

研究計画書とは対話の産物である

 研究計画書は3層の対話によって生まれる。自己との対話,先達との対話,読み手との対話である。
 まずは自己との対話から始まる。自分が何を知りたいのか,それは何のためか,などについて,もう1人の自分に問いかけてみることが,研究の第1歩である。
 次に必要なのは先達との対話だ。研究という文脈において,この「先達」とは先行研究を意味する。この対話を通じて,どのように研究を進めていけばよいかがわかる。同じ対象について考えてきた人たちの言葉に耳を傾け,それにしたがって自分の考えを整理して次の疑問を持ち,また先達の言葉に耳を傾ける。場合によっては,自分の求めていた答えが見つかることもあるだろう。この場合には,ここで止まってしまうのでなく,さらに考えを突き詰めていくことで,もっと先に進めることも多い。
 研究計画書の場合には,さらに読み手との対話も必要だ。ここで言う「読み手」とは,志望大学院(の教員)である。自分のしたい研究をするのにいちばん適切なのはここですか,と問いかけながら考えることも大切だし,私についてあなた(=大学院)が知りたいのはこういうことですか,と考えることで,本当に書くべきことが何かが見えてくるはずだ。
 しかし,ここまでの対話はいわば「仮想」のもので,本当に1人で進めていくのはたいへんだと感じる人も多いだろう。そう感じて悩んでいる人のために,電子メールという限られた手段ではあるが対話の相手となるのが,ぼくの仕事である。
 以上を図解にまとめておいた。


posted at 13:15:33 on 12/11/06 by yhatanaka - Category: 大学院入試

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