院試塾ブログ
インターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ
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英単語の「覚えかた」
タイトルに「つられて」違うものを期待してきた方には,最初にお断りしておきたい。これから述べるのは,けっして効率的な暗記の方法ではない。
予備校の授業でもよく話すのだが,ぼくはいわゆる「単語集」というのを使って英単語を覚えたことはない。もちろん,英語教師として一定の興味を持っているし,高校時代に長崎弦弥の『奇跡の英単語』を買ったこともある。最近では『東大英単』も買ってみた。しかし,あの手のものに実際に手をつけたことがないのだ。だから予備校生には,「ぼくに単語の覚えかたを聞くな」と常々言っている。少なくともぼくには,あのようなものを最初から最後まで覚えるような芸当はできない。挫折するのが関の山だ。何より,つまらない。ゲーム的感覚では取り組めるのかもしれないが,それで英語が読み書きできるようになるかというと,はなはだ疑わしいと感じている。
それでうまくいくのか?という疑問に対しては,「現にぼくの場合にはうまくいった」と答えるしかない。ではどうするのか? とにかく文章を読むのだ。できれば本を1冊。この時,片っ端から辞書を引くというアプローチもありえるかもしれないが,何も義務にする必要はないと思う。引きたければ引けばいいし,引かなくてもすみそうなものは引かなくてもよいだろう。
1人の著者が特定のトピックを扱った本を読んでいれば,同じ単語が何度か出てくる。単語を覚えようという気があまりないから,前に辞書を引いた記憶は残っていても,意味を覚えていないことがある。あまり気にせず,もう一度引く。
フランス語でも同じである。英語に比べて圧倒的に語彙力が弱いから,辞書を引く回数も必然的に多くなる。若い頃に比べて記憶力も衰えているせいか,何行か前で調べた語をもう一度調べることになる。こんな時には電子辞書の「ヒストリ」機能が便利だ。大学院入試の時も言語学の論文などをフランス語で読むなどして勉強していたが,その時も特に単語を覚える努力はしなかった。
それでも単語は覚えられる。何より,外から与えられたものではなく自分で調べた結果のほうが,その過程で考えた分記憶に残りやすい。似たようなトピックの本を何冊か読み終える頃には,少なくともその分野の関連語はそれなりに頭に入っている。専門的な語だけではない。文章のほとんどはいわゆる「基本語」だから,そうしたものもある程度は身につく。
単語集で身につけられるという人にとやかく言うつもりはない。でも,ぼくにはあんなもので単語を覚えるという芸当はまず無理だし,個人的にはおすすめしない。
posted at 20:25:59 on 09/04/09
by yhatanaka -
Category: 英語
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コメント
同感です。機械的に暗記したものは忘れやすいですが、
興味を持って読んだ文章の中で 何度か出会った単語は、文脈とともに記憶に残っています。
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