院試塾ブログ
インターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ

高校生には高校生用電子辞書を

 高校生を教えていると,電子辞書がほんとうに普及していることが実感できる。早い時期から電子辞書を使うことに対する警戒感もあるが,ぼく自身は電子辞書肯定派で,高校生にもどんどん使ってほしいと考えている。そればかりでなく,電子辞書の使用を前提とした教育が必要ではないか,とさえ思う。
 各社とも高校生用電子辞書にはそれなりに力を入れていて,コンテンツも充実している。しかし,高校生が実際に使っている電子辞書は,一般向けのものがかなり多く見られる。高校生向けのものは高校での学習に特化したコンテンツが多く収録されているだけに,残念にも思う。
 個人的にはCASIOのものがいちばんよいと感じている。最新機種はXD-SF4850(※リンク先はamazon,以下同様)だ。英和辞典は『ジーニアス英和辞典』と『ベーシックジーニアス英和辞典』の両方を収録している。後者には語義の図解があり,基本的なイメージがつかめるようになっている。また,特に1年生の段階ではあまり多くの語義・訳語に惑わされないほうがよいが,学年が上がるにつれて多くの情報が必要になることを考えると,両方を収録してあることにはそれなりに意味がある。SHARPの高校生モデルPW-GC590もこの2つの英和辞典を搭載している。
 和英辞典はどうか。XD-SF4850は『プログレッシブ和英辞典』を収録している。学習用和英辞典として,ぼく自身も信頼しているものだ。PW-GC590のほうは『ジーニアス和英辞典』で,けっして悪い辞書ではないが,訳例が適切かつ豊富な点で,プログレッシブに軍配が上がると考えている。
 英英辞典はCASIOがLongman Dictionary of Contemporary English,SHARPがOxford Advanced Learner's Dictionaryとなっているが,この2つを比べてもLongmanのもののほうが優れていると感じている。また,CASIOは表現用のLongman Language Activatorも入れている。
 他の収録コンテンツにもついてもいろいろ違いはあるが,高校生用電子辞書の最大の特徴は,各教科に対応した学習用コンテンツが豊富に収録されていることだ。特に,山川出版社の用語集は,地歴公民の学習には必要不可欠なものだが,CASIOのものにはすべて収録されている。
 各社ともリスニングコンテンツにも力を入れており,電車やバスで通学しているときに学習できるようになっている。
 高校生には,ぜひ高校生用電子辞書を。

posted at 09:34:36 on 11/16/09 by yhatanaka - Category: 教育・学問

コメントを追加

:

:

コメント

No comments yet

トラックバック

TrackBack URL