院試塾ブログ
インターネット大学院予備校代表・畑中泰道のブログ

工業英検の参考書がよくできていると感じる点

 思うところがいろいろあって,工業英検関連の参考書をいくつか読んでいるのだが,英文読解に関する説明がすぐれている点がいくつもあって,なかなかおもしろい。
 たとえば,『工業英検2級クリア』のpp.40-41には,「結果を表す分詞構文」として,

という形が紹介してあり,

という例が挙がっている。実はこの手の分詞構文は,分詞構文の意味上の主語が主節の主語ではなく主節全体なのだが,大学受験の参考書などではほとんど取り上げられていない。しかし,実際に英文を読んでいると,たしかによく出くわすものである。そして,この参考書でも,「主文全体を先行詞として,関係代名詞whichの非限定用法を使用した場合と同一」(p.41)という説明があり,そのように書き換えた例文まであわせて挙げている。
 また,be known as 〜が「〜と呼ばれている」という意味になる点について,これまでにいろいろ書いてきたが,これについて,『工業英検3級対策』(p.112)は「〜として知られている」と対等に意味を挙げている。
 さらに,名詞化と無生物主語構文の扱いについて,同じ『工業英検3級対策』(pp.40-41)にコンパクトではあるがそれなりに踏み込んだ説明があり,特にp.40では,動詞を名詞化した場合,もとの動詞が自動詞であるか他動詞であるかによってof句の解釈が異なる点をとりあげている。
 検定試験の目標が目標であるからかもしれないが,「こうすれば点数がとれる」ではなく,「こうすれば英語がきちんとわかるようになる」という姿勢が貫かれているように感じて,とても好感を持っている。理工系の大学院入試英語の準備にも十分役立つだろう。

posted at 19:48:32 on 01/12/13 by yhatanaka - Category: 英語

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